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くだもの狩り
【夕食】
シャルドネ:「明日の授業は一日休みにする!」
コルニム:「な、なんで?!」
サイディ:「あのシャル姐が授業を一日休みにするなんて…」
ラムニード:「珍しいこともあるものだな…」:感心して
アリーシア:「大丈夫?先生、体の具合でも悪いの?」
シャルドネ:「…いや、大丈夫さ…」:この言われようななんだ…と複雑
ジゼルシア:「で、なんで明日は休みなんだ?それも一日」
シャルドネ:「ああ、今日知り合いから連絡があって…」
(シャルドネ、理由について語る。要約すると、知り合いの農家で果物狩りを行っているが、思ったよりも客足が伸びず、旬を迎えた果物が大量に余っている、どうにかして消費してもらえないだろうか、もちろんただで、ということ)
シャルドネ:「というわけだ。その知り合いの果樹園まではそれなりに距離もあるし、久しぶりに思いっきり遊ぶのもいいだろう?」
サイディ:「さんせー!!」
ラムニード:「ふむ、旬のものはその他の時期に比べ栄養価が高く…」:延々と雑学を、つまりは果物狩り賛成!ということ
アリーシア:「ねえお兄様、果物狩りってなあに?」
ジゼルシア:「果物の収穫体験ができて、さらに収穫したての新鮮な果物をもらうことができるんだ!」:目がきらきら、うきうき
アリーシア:「うわぁ!すごく楽しそう!」
コルニム:「僕は、せんせぇが行きたいって言うならいくよ?」:首こてん、として
シャルドネ:「よし、それじゃあ決まりだな!明日は朝早いから早めに寝るように」
子供たち:「はーい!」
【翌日、朝】
(果樹園に到着)
サイディ:「ほ、本当だ、ものすごくたくさんある…」:引いてしまうくらいの大量さ
ラムニード:「なるほど、これでは樹が弱ってしまう。そもそもこういう植物は…」:延々と雑学
アリーシア:「いっぱいとって持って帰ろうね、お兄様!」
ジゼルシア:「ああ…」:少し気になることがある感じ
(ジゼルシア、樹に近づく)
ジゼルシア:「おいっ!これ桃リンゴじゃないか!」:テンション↑↑
シャルドネ:「なんだジージャ、知ってるのか?」
ジゼルシア:「知ってるも何も高級品だぞこれ?!一度でいいからアリアに食べさせてやりたいと思ってたやつだ…!」:嬉しそうに、最後小声で
コルニム:「…もうとっていいの?」:きらきらした笑顔で
シャルドネ:「ああ!好きなだけとっていいぞ!知り合いからは全部とっても問題はないといわれたしな!」
ジゼルシア:「全部はちょっと無理だろ…料理する身にもなってくれ…」
(みんなで和気あいあいと収穫を始める)
【コルニム、アリーシア、シャルドネの場合】
コルニム:「ねえアリア、実をとるときには、こうやって、こうやってとると…、ほら!きれいに取れるんだよ!」
アリーシア:「すごーい!!」
コルニム:「僕の村にも果樹園があって、よくお手伝いしてたからね!せんせぇも見て!」:えっへん
シャルドネ:「ほう、果物をとるのにもやり方があるのか、すごいすごい」:頭なでなで
コルニム:「えへへ」:めちゃめちゃ嬉しそう
アリーシア:「もう一回!もう一回見せて!」
コルニム:「いいよ!」
シャルドネ:「(昔のことを思い出しても感情が不安定になってないな、いい兆候だ)」
【サイディとラムニードの場合】
サイディ:「果物ってこういう風に樹になるんだ…、市場で売られてるのしか見たことないから知らなかった…」
ラムニード:「なんだサイディ、ならば教えてやろう!そもそも果物というものは…」:延々と雑学披露、自分が優位にたったのでいつもの三割増しにエラそう
サイディ:「…ふんっ」:むっとして無視する感じ
(黙々と収穫をするサイディと延々雑学を披露するラムニード)
サイディ「(あ、あそこの色もきれいだしおいしそう!)うーん…、っはあ!…とれないぃ…」
ラムニード:「ん?」:様子をうかがう感じ
サイディ:「うーっ…」:背伸びして頑張ってる感じ
ラムニード:「なんだ、これがとりたいのか、よっ、そら」:横からさっと、さりげなく
サイディ:「えっ…」
ラムニード:「なんだ、これがとりたかったんだろう?」:不思議そうに
サイディ:「(…ほかにもいっぱい実があるのに、私がとろうとしてた実がわかったんだ…そういうところちゃんと見てて助けてくれるんだよね…)ふふふっ、ありがとう、ラム兄」:はにかみながら、嬉しそうに
ラムニード:「…っ!、あ、ああ」:ずきゅーんっとやられました
【ジゼルシア(+ハーレム)の場合】
ジゼルシア:「こいつが手に入るなんて考えてもみなかったなぁ…、なにつくろっかなぁ…」:独り言、嬉しそう
アリーシア:「お兄様!昔よく作ってくれたお兄様のパイに入れたらいいわ!きっとおいしくなるもの!」:楽しそうに
ジゼルシア:「そうだな、じゃあ帰ったら焼くか、手伝ってくれるかい、アリア」
アリーシア:「もちろんよ!任せて!」:(`・∀・´)エッヘン!!
サイディ:「え、なになに?お菓子つくるの?」
ジゼルシア:「ああ、帰ったらまずはパイでも焼こうかと思ってさ」
サイディ:「へえ!すごく楽しそう!私も一緒に手伝ってもいい?」
ジゼルシア:「ああ、どうせこの量だとパイだけじゃ使いきれないから色々作ることになるだろうしな」
サイディ:「え?そんなにお菓子たくさんつくれるの?すごい!」
アリーシア:「だって私のお兄様だもの!」:(`・∀・´)エッヘン!!
サイディ:「そうだね!ジージャすごいね!」:二人できゃぴきゃぴ
シャルドネ:「ジージャ、今日初めて使うのにそんなにいろいろ作れるのか?」
ジゼルシア:「ああ、まあ、果物ならそんなに調理方法変わることはないし、たぶん大丈夫だと思う」
シャルドネ:「ふむ、それでは私からもリクエストしていいかな?」
ジゼルシア:「いいよ、何がいい?」
シャルドネ:「ジャムを作ってくれないか?朝食に使うジャムをちょうど切らしていてね」
ジゼルシア:「そういやそんなこと言ってたな、わかった」
シャルドネ:「ありがとう、できるだけ甘めに作ってくれると助かる」
ジゼルシア:「はいはい、了解しました」
【コルニムとラムニードの場合】
コルニム&ラムニード:「むむ……」:二人とも面白くない
ジゼルシア:「…っ?」:敵意のこもった視線を感じている
コルニム:「せんせぇのジャム作る(せんせぇの笑顔を見る)ためにもっとたくさん取らなきゃ…!」
ラムニード:「なんだか気に食わんな…、収穫し足りないからだろうか…」:鈍感野郎
(コルニムとラムニード、魔法まで使い出して本格的に全部収穫しようとする)
ジゼルシア:「あっ、おい二人ともそんなにいらないぞ!食べる前に腐っちまう!」
コルニム&ラムニード「(つーん)」:無視
ジゼルシア:「おいおい無視かよ…」
シャルドネ:「コニー、そんなにたくさんあっても食べきれないからもういいんだよ」:優しく、諭すように
コルニム:「せんせぇ…、ごめんなさい…」:ちょっとしょんぼり
アリーシア:「帰ったら先生のジャム、一緒に作りましょ?」
コルニム:「…うんっ」:ちょっと元気になる
サイディ:「ラム兄、いい加減にして!こんなにとってどうするの?一日二日じゃ食べきれなくなるじゃない!」:子供を叱りつけるように
ラムニード:「たくさんあるに越したことはないだろう?」
サイディ:「ラム兄はそれでいいかもしれないけどみんなはよくないの!」:少し呆れ入る
ラムニード:「…そうか…」:不満げ
ジゼルシア:「…はぁ」:俺の立場はお前らの中でどうなってるんだ…と言いたげな感じ
【次の日、夕食】
サイディ「ごはんできたよー!」
シャルドネ:「うわっ…なんだこのにおい…」
アリーシア:「すごく甘ったるい…」
コルニム:「ううう…」
ラムニード:「今日のごはんはどうなってるんだ!」
ジゼルシア:「誰かさんがいっぱいとってきてくれちゃったおかげで桃リンゴたくさんあるからさあ…」
サイディ:「そうなの、こんなにいっぱいとってきてくれた二人には特別メニューだよ!」
(お皿を机の上に置く音、料理の数×2)
サイディ:「桃リンゴの塩漬け、桃リンゴのコンソメスープ、川魚と桃リンゴのマリネ、桃リンゴのジェラート、豚肉のロースト桃リンゴソースがけ、桃リンゴのオリーブオイル和えだよ!」
ジゼルシア:「デザートも作ったからな、桃リンゴのタルトだ」
コルニム:「こ、こんなにたくさん…?」:涙目
ラムニード:「よ、よくこれだけ作ったな…」
サイディ:「昨日から下ごしらえしたからね、骨が折れたよー」
ジゼルシア:「ああ…、さすがに疲れたよな…、フルコース作ると…」
サイディ:「残さず食べてくれるよね、二人とも」:にっこり
ラムニード:「…も、もちろんだとも!」:冷や汗かきながら
コルニム:「ううう…、ごめんなしゃい…」:しょぼーんとしながら
ラムニード&コルニム:「(もう勝手なことするのはやめよう…)」
【その後】
コルニム:「怒られちゃったけど、アリアと一緒に先生のジャム作れた…、えへへ…」:嬉しそう
ラムニード:「あの時感じた不快感はなんだったんだろうか…」:首をひねる
冬が迫るこの秋に、二人の心に春の予感
ジゼルシア「(とりすぎた桃リンゴは案の定処理しきれなかったので、アリアとラム兄に氷室を作ってもらってその中に保管し、少しずついただいてます)」
Author:あきつ 2014/10/13